撮影日 2008/11/8
取り外したカムシャフトを、オーバーホール済のエンジンに装着します

が、何かがおかしい....
カムシャフトがエンジンヘッドに載らない!?
どこかに何かが当たってる?
なんと、エンジンヘッドカムホルダーの一部が盛りあがっていて、カムシャフトと干渉し、カムシャフトがはまらなかったのです

これはマズい....
しかし、何でこんな傷跡が?


(手前の溝の側面にある傷です)
大至急、削ります

新品やすりで、キッチリと削ってもらい、カムシャフトを何度も載せてチェックします
これで問題は無くなりました

良いやすりというものは、削るではなく、切るですね
勉強になりました
カムキャップを載せ、カムキャップボルトを締め付けます

ここだけはエンジン性能に直結するので、石川ではなく、チューナーにやってもらいます
トルク管理・塑性締め付けとはいえ、一番大事なのは組み込む人間のセンスです


HLAは新品
HLA内部用に特注された、スペシャルオイルを注入済
300℃まで耐熱性があるようです
カムシャフト装着完了

反対側バンクも同じように、カムを移植します



カムシャフト装着終了で、エンジンのオーバーホール作業自体は一段落しました
1年以上に積もっていたものが体から抜けていくようです
良いエンジンになりますよ〜

最後の美味しいところを作業させてもらい、とてもうれしくて感激でした

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