CF-S21EJ81 ソリッドステート化

CF-S21(S21)の唯一の騒音源であるハードディスクを取り外し、
コンパクトフラッシュ(CF)をハードディスク代わりにして、無音で運用しようという計画です。

使用機材 パナソニック Let'sNote CF-S21EJ81 メモリ160MB
     アイアールキューブ IR-ICF02S CF-IDE変換アダプタ 2.5インチ用
     ハギワラシスコム コンパクトフラッシュVシリーズ 512MB

1.純正ハードディスクに、OSとソフトをインストール
  
  Windows98SEをインストール 最低限のWindowsUPDATEをします。
  良く使うソフトをインストール 容量を食わずに軽いソフトを選びます。
  あとは、ひたすら不要ファイル削除削除削除! 
  98LITEのように過激なソフトは使わず、普通に使えるWin98マシンにします。
  最後にUPXFで、com.exe.dllファイルをUPX圧縮。
  結局、レジストリ操作でミスったのと、UPX圧縮してはいけないシステムファイルも圧縮してしまい、
  ちょっと普通に使えなくなりました。。。(涙)
  最終的に、ハードディスクの使用容量は200MBを切りました。節約のために、仮想メモリは使用していません。

2.純正ハードディスクから、コンパクトフラッシュに丸ごとコピー

  デスクトップマシンに、純正ハードディスクとCF(とIR-ICF02S)をつないで、DriveCopyでコピーします。
  (このため、2.5インチ→3.5インチ変換アダプターが2個必要です。我が家は、なぜか3個もあるのです)
  普通のハードディスク同士のコピー同士だと、これで完了なのですが、コンパクトフラッシュの場合、もう1つ作業が必要です。
  fdisk /mbr これを知らずにいたため、ハマりました。これをしないと、コンパクトフラッシュから起動できません。

3.ハードディスクを外して、コンパクトフラッシュをS21に装着
  
  これで起動するハズです。
  書くのが遅れましたが、コンパクトフラッシュには起動できないものが有ります。
  最近の安物バルクなCFや、高速CFは起動できないものが多いようです。(完全な互換性が無いのですね)
  アイアールキューブのホームページに、起動可能なコンパクトフラッシュの情報が有るので、調べてから使いましょう。

4.使用感

  恐ろしく静かです。というか、元々ファンレスマシンのS21なので、コンパクトフラッシュ化すれば無音&無振動になりました!
  発熱もほとんど無いし、バッテリーも長持ちしそうです。
  コンパクトフラッシュの欠点は、小容量しかない、価格が高い、書込回数制限がある、遅い(涙)
  ハギワラVシリーズということもありますが、遅いです。読み込みはまぁまぁですが、書込が遅いんです。
  しかし、ハードディスクと違い、シークタイムがほとんど無いのは大きな利点です。
  
  ベンチマークの結果 
  HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず Drive C:\10MB

  純正ハードディスク              コンパクトフラッシュ
                         ハギワラシスコム Vシリーズ 512MB
Read Write RRead RWrite Win98起動時間  Read Write RRead RWrite Win98起動時間
6380 6719 3069 2472 63秒       5851 1476 5663 519 39秒


  起動時間が大幅に速くなったのは、ランダムリードに強いからでしょうか?
  今度は、高速なコンパクトフラッシュに挑戦してみます。トランセンド45倍速が欲しいですね。

  インターネットエクスプローラーのキャッシュファイル保管場所ですが、Ramdriveを使いました。
  コンパクトフラッシュ内にキャッシュファイルを置くよりも、明らかに速くて使いやすいです。
  Win98用Ramdriveで、3MB(笑)のDドライブを作成。ここに、キャッシュファイルを置いています。
  メモリが余っているような環境では、これは効きますよ。
  Win98のconfig.sysに、この1行を加えるだけです。
device=c:\windows\ramdrive.sys 3072/e


今回の作業については、こちらのページを大変参考にさせていただきました
http://www.asahi-net.or.jp/~EY5K-MYHR/a1r.htm
http://www.haltz.com/wt/pc/24th/ (あのRegconの作者さんです)